ポンドの特徴

ポンドは、インターバンクでは、ケーブルと呼ばれており、通常、為替市場ではケーブルといえばポンド/ドルを意昧します。実はインターバンクでは、 ポンド/円なる取引は行われず、米ドル/円とポンド/ドルの取引を行い、それを合わせてポンド/円の取引を行います。それでクロス円取引とも呼ばれます。稀に「ポンド/円のプライスを取ってくれ」と銀行に頼まれたときに、英系の銀行に頼んでプライスを作ってもらうことがあります。ポンド/円のマーケットはあってないようなものといったほうが正しいかもしれません。表記では GBP (STG)/YEN になります。またユーロ/ポンドは、市場ではユーロ/スターリングと呼ばれています。

インターバンクでの東京市場では、取引量もそれほどなく、また、金融市場でも翌日物の金利が政策金利などの変更やアクシデントや事件が起こらなくても、 0.5%ほど変動するので す。つまり皆さんがポンド/円で買いポジションを持った場合に付くスワッブポイン卜に適用されるポンドの金利が、 0.5%ぐらいは変動するのです。ためしにポンド/円のスワッブポイントの変動をチェックされればわかると思 います。

実際に銀行のディーラーに「今いくらの短期金利を聞くと、レベルはこんなもんだけど取引の成立みないと、ロンドンがこないとわからんなどと返事が返ってきます。