外貨建て小切手の売買レートとは

海外旅行に行く際、外貨両替をする人もいれば、トラベラーズ・チェックを持っていくという人も多いと思います。トラベラーズ・チェックは現金と違って紛失しても保証があり、多くの国で現金同様に使えるので旅行者にとってはとても便利なものといえます。

銀行にとっても、売却したトラベラーズ・チェックは、時間が経ってから使われますから実質的には預金と同じようなものです。そのうえ、金利を払うのではなく手数料を徴収することができますのでいくら紛失したときの保証はしなければならないものの、収益性が高い商品です。したがって、為替取扱い手数料もそんなに高く設定する必要がないように思えます。みなさんが銀行へ行ってトラベラーズ・チェックを購入する際、電信売り相場(TTS)が使われます。たとえば、円を払ってドルのトラベラーズ・チェックを購入する場合、中値に1円を加えたレートになります。対してトラベラーズ・チェックを売却する場合は、中値より1円低い電信買い相場(TTB)が適用されます。

また、みなさんがトラベラーズ・チェックではなく海外の銀行が発行した外貨建て小切手 を現金に換える場合、銀行は一覧払い買い相場を用います。これは電信買い相場からさらに郵便日数の金利分に相当するコストを引いたレートです。銀行は小切手を買い取った時に、小切手を海外の支払い銀行に郵送して現金を受け取るわけですので、郵便日数分の立替払なるということです。一覧払い買い相場は通貨によって銀行のマージン(利益)が異なりますので当然、銀行によって異なります。

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