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売買契約書の重要項目ー物件の情報

売買契約書の形式は、法的に定められた形式を持ちません。ですので、実際に売

買契約書を目にした際、いくらか異なってくる可能性がありますが、あくまで一般的な重要項目ということで、例を見ながら確認していきましょう。

まず、売買対象物件の同一性がわかる情報。

これはつまり、どの物件についての契約なのか、という大前提の部分の情報の明示です。大きな会社同士で結んでいる複数の契約のうちの一つのような場合、例えば書類作成プロセスのミスで、該当物件が二つの契約で入れ替わって入力されてしまっている、などという可能性も、考えられなくはないでしょう。この情報は、一般的には、登記簿に記録されている登記情報に基づいて記されることになります。所在を示す住所、地番、建物の種類などを明記するものですので、間違いなく、あなたが取引したい物件の情報と一致するものであるということを、確認しましょう。

登記簿は、法務局で管理しているもので、法務局や出張所を総じて登記所と呼びます。登記簿は公簿、つまり公に対して開示できる帳簿ということになります。不動産に関しては、不動産登記というカテゴリーがありますが、もちろんこれも公簿ですので、不動産投資の対象物件について、どこにあり、所有権は誰にあり、といった特定の情報にアクセス可能となります。売買契約書には、不動産登記簿に記録される、公的な物件情報に基づいた、物件の同一性が確認できるような情報が明示されている必要があります。

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