お歳暮に関するマメ知識

お歳暮の時期も、実は地域によって異なっています。年が明ける前に済ませることは共通しているのですが、関東ではやや早くから準備をするのが一般的で、師走の初旬から始まります。関西では中旬からで十分です。因みに年内に贈れなかった時は、「お年賀」「寒中お見舞い」といった形式で贈ることが出来るため、最後の手段として覚えておきましょう。また、お中元は7月からお盆までのイベントですから、取り違えないようにしましょう。こちらも「暑中お見舞い」「残暑お見舞い」といった形式で贈ることが出来ます。
感謝を伝えたい人がたくさんいる場合、お歳暮を誰に贈るべきか迷います。一番気を付けなければならない人達は、政治家、公務員、教員等です。彼らは公職選挙法や公務員規定に違反するような振る舞いを避けなければなりませんから、下手に贈らない方が無難でしょう。これらの方々を除けば、感謝の気持ちの強い順に選定すれば良いのではないでしょうか。ビジネスマンであればクライアントを中心に選ぶことになります。
お歳暮に関する質問でよく取り上げられるのが、喪中の場合の対処法です。実は、喪中であってもお歳暮を贈ることに問題が生じるわけではありません。但し、少しの気遣いを見せるだけで、常識のある人だと思われるはずです。例えば、不幸の直後が年末である場合は、わざとずらして「寒中お見舞い」とするなどの方法が考えられます。
贈る相手の選定は、付き合いを続けることを前提としています。ですからお世話になった人であっても、その人との関係が一回限りの付き合いであれば、無理に贈る必要はありません。そのような人にお礼の品を贈るのが、偶然お歳暮やお中元の時期に重なってしまったら、単に「御礼」とするのが無難です。

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